顎関節症の治療
顎関節症って何?
体にはたくさんの関節があります。それらは、筋肉と一緒に運動し、姿勢の保持などいろいろな働きをしています。ほとんどの関節は、曲がる(回転する)ことにより仕事をしていますが、顎の関節だけは、口を開ける時、回転しながら前へ滑り出すという特異な動きをします。また、口を開けたり、閉じたりするときに、左右の関節が同時に動くわけですから、かみ合わせは、これらの動きを助けるものでなければなりません。支障があると顎関節症になることがあります。
顎関節症は…
顎の関節で、コキコキ音がする・顎が痛む・口が開けづらいと言った局所的な不快症状から、肩こり・首のこり・耳鳴り・頭痛・腰痛・体のしびれなどの全身的な症状まで、大変広範囲にわたっています。
これらの症状の多くの原因は、上下の歯のかみ合わせが悪く、下の顎が、横や前後にずれて咬むことによって起きています。下の顎は、頭から吊り下げられた形なので、それがずれると何キロもある頭を支えている肩や首の多くの筋肉に負担(ストレス)がかかり、バランスがくずれて全身的な症状を表してきます。このようにかみ合わせは、肩や首の多くの筋肉のバランスをとるために重要で、全身のバランスを取っているのです。 当院では、アキシオグラフというコンピューター機器で、顎の動きを調べます。
どんな検査をするの?
  1. 顔写真・口腔内写真
  2. 歯の型取り
  3. 顎の位置の確認 咬合器付着
  4. レントゲン(4から5種類) 歯や骨、顎全体 むし歯や歯周病の確認 顔の骨格 正面・側面 顎の関節
  5. 歯周病の検査
  6. カリエスリスクテスト
  7. 筋触診
  8. 顎の関節の検査(アキシオグラフ)
アキシオグラフ
アキシオグラフは、オーストリア咬合学の権威であるスラビチェック教授が開発した、顎の動きやかみ合わせを検査するシステムです。今までの研究から口の中の病気の原因として、細菌とかみ合わせが非常に重要だということが分かっています。このシステムを使うことで、原因のひとつであるかみ合わせを調べることができます。顎関節症や顎の痛み・体のしびれ・肩のこりなど、かみ合わせが問題で体のバランスが崩れてしまっている場合や、かみ合わせを大きく変える矯正治療やインプラント治療などを行うときに行います。
このシステムは、非常に高度な技術が必要なため、一般の歯科医院では行うことができません。当クリニックでは、オーストリア咬合学の研究を進めている神奈川歯科大学で、訓練した歯科医師が行わせていただきます。