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  • 皆さんこんにちは、高田馬場リボン歯科・矯正歯科の歯科医師の尤(ゆう)です。
    先週世界的なスター、Justin Bieberが顔面神経麻痺になって休養に入ったというニュースがありました。私は熱烈なファンではなく、それどころかお騒がせセレブとしてあまり良く思っていなかった時期さえありました。しかしある日から、洋楽好きな私は彼のリリースした曲があまりにも素敵だと気づき、聞かずにはいられなくなりました。
    11月に来日公演するというBieberですが、実は私も職場のスタッフのお陰でチケットが取れていました。治療に専念するため予定していたアメリカ公演をキャンセルしたという彼ですが、果たして日本には来てくれるのでしょうか?
    そう考えているうちに顔面神経麻痺について調べずにいられませんでした。
    実は歯科医師国家試験では、顔面神経麻痺は定番の出題範囲ではあるが、細かいことは知らなかったため再度記憶を堀り起こしつつ、本などでも調べあげました。
    今回Bieberを悩ましているRamsay Hunt(ラムゼイハント)症候群は顔面神経麻痺の中でも、かなり厄介なものです。いろんな原因があるとされている 完治しやすいもう一種類の顔面神経麻痺(Bell麻痺)とは違って水痘帯状疱疹ウイルスによるものだと考えられています。
    通常(水痘帯状疱疹ウイルスにより)水ぼうそうにかかった人が治っても、ウイルスは完全に消えずに神経節に隠れてしまうため、免疫力低下などで再度活性化(回帰発症)し、その結果とても痛い帯状疱疹が引き起こされます。
    この際にウイルスにより神経線維が傷害されて、顔面神経麻痺や内耳神経症状(難聴、耳鳴り、めまいなど)も起こるのがこの厄介なRamsay Huntです。アーティストとして活動を脅かす深刻な状況なのがよくわかります。更に大変なのが、感染初期から十分な治療を行ってても、なんと治癒率は50-60%程度だそうです。つまり麻痺や神経痛といった後遺症が残る確率はものすごく高いです。
    そしてこの恐ろしい病気は、水ぼうそうのかかったことのある人なら誰でも発症する可能性があります。免疫力低下・過労・ストレスが原因で発症するので、こういったことがないように気をつけて生活をするのか、あるいは抗体価を上げるためにワクチンを接種するのがよいと思われます。
    Justinが全快して音楽業界にさらなる衝撃を与えてくれることを祈りながら、今日も診療にあたっていきたいと思います。
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